幼い頃から奇妙な想像と友達のように過ごし、いつからかそれらを短い文章で書き始めていた。大学では哲学を、大学院では政治学を学んだ。記者になりたかったが、なぜか国会で補佐官を務めていた。政治の渦のど真ん中でも、いつかベストセラーを書くという夢だけは大切に抱いていた。2014年、ザ・ストーリーワークスで主催したアイデア公募展で「消費期限（유통기한）」が受賞。これを機に、急に創作熱が燃え上がり、本格的に小説習作を始めた。2016年からは、果敢に専業作家を宣言し、物書きに最適化した人生を送っている。

2018年大田情報文化産業振興院で主催した第5回科学分野ジャンル小説公募展で短編「未来の女（미래의 여자）」が優秀賞を受賞し、デビューした。オンウジュ出版社の『女性作家SF短編集』に「国立尊厳保証センタ（국립존업보장센터）」を収録。SFだけでなくロマンスにも頭角を現し、教保文庫のプラットフォームである『トクソダ（톡소다）』に長編小説3作を連載しており、2018年にワンストアブックスが主催したウェブ小説公募展では『何か言えよ（말을 해 말을）』で優秀賞を受賞した。読者の胸を冷やす夢も希望もない近未来の話を主に書くが、読者の胸を打つパンチのある物語を書くために孤軍奮闘している。

著者：ナム・ユハ | 編著：ぺ・ミョンフン | 翻訳：キム・ミョンウン（日本語版）

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